草紅葉 日に日に染まる 奥日光

下野新聞
2017年9月23日

 日に日に秋も深まり、奥日光の小田代原でホザキシモツケなどの草花が色づき始め、赤や黄、緑のコントラストで湿原を彩っている。

 湿原には黄色に色づくイタドリや赤く色づくアキノウナギツカミ、エゾヌカボなども自生。「貴婦人」の愛称で有名なシラカバを秋の装いで引き立てている。

 22日は、色づく手前の草花も多く見られた。赤沼自然情報センターによると、湿原が真っ赤に染まる紅葉のピークは来週半ばの見込み。発色は朝晩の冷え込みに左右され、霜が降りると一気に黒みを帯びるが、「渋い色に染まった湿原もまた味わい深い」(同センター)という。

 撮影で訪れていた那須塩原市東赤田、無職星八郎(ほしはちろう)さん(69)は「昨年に比べて今年は発色がいい。まだ色づき始めたばかりなので、週明けにまた来たい」と話していた。

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