奥深いアジング楽しむ 「常磐エリア」 ポイントの特徴把握を 茨城

茨城新聞
2025年9月5日

茨城県を含む「常磐エリア」では、堤防からルアーでアジを狙うアジングの人気が高い。釣果が期待できるのは漁港や周辺の常夜灯の周り。初心者も手軽に始められるだけでなく、上級者ものめり込むほどの奥深さだ。茨城県でのベストシーズンは春と秋で、夏までは20センチ前後の豆アジが、秋から冬は良型が見られるようになる。

アジングに適した時間帯は夕マズメから夜間などだが、釣れ始めるタイミングはまちまち。集中を切らさずポイント移動、ルアーやカラーをチェンジして備えたい。

今は20センチ前後が多いが、秋から冬にかけて良型が増える

釣行する際は、釣り場ごとに良い点や難点など特徴を把握しておきたい。当店から一番近い那珂湊漁港は関東屈指のアジングポイント。アクセス、設備などに優れ、釣れる魚もさまざま。北に行けば日立第5埠頭(ふとう)も人気だ。

タックルは6フィート前後のロッド、硬さはウルトラライト、ライトクラスの専用ざおを勧めたい。アジングに精通する当店スタッフ監修の、効率に優れ使いやすさを追求した上州屋オリジナル「AJスタイル612」ロッドは一押しだ。

上州屋オリジナルのアジング専用ロッドと限定色のワーム

リールはスピニングリールの2000番台、ラインは定番のエステルライン0.3~0.4号、リーダーはフロロカーボン0.5~0.8号で対応できる。

ルアーはジグヘッド0.4~2グラムを潮の流れによって使い分けるといいだろう。フックサイズは10~12番ぐらいがベストだ。サイズが2種類あると、魚のいる水深によって使い分けできる。初心者は1.5グラム前後が使いやすい。

ワームは1.5~2インチで豆アジから良型まで対応できる。カラーは常夜灯付近ではクリアやラメ入り、グローなども効くので2~3色は準備しておきたい。

私がプロデュースした上州屋水戸店オリジナルカラーの「クリアブルー セクシービー 2インチ『明太子(めんたいこ)おにぎり』」は、クリアボディーに紅白のラメ、ヘッド部はマットブラックで、シルエットを出しつつナチュラルに誘える。試作の段階からよく釣れ、プライベート釣行でも愛用中だ。

アジングは魚のいる水深が変化するので、常に適切な層を探りたい。表層から徐々に沈めて様子を見るのが基本だ。ロッドを上下させてルアーにアクションを加える「リフトアンドフォール」を中心に、魚の反応がある層をカラーや重さを変えながら反応を見て、なければ移動を繰り返すといいだろう。

詳しくは当店まで。最近の情報など踏まえてお伝えします。(上州屋水戸店・向後泰裕)