萩原朔太郎の「猫町」題材に個性豊かな装丁を紹介 9月7日まで群馬・前橋文学館で企画展

上毛新聞
2025年8月16日

群馬県前橋市出身の詩人、萩原朔太郎が手がけ、刊行から90周年を迎えた短編小説「猫町」を題材にした個性豊かな装丁を紹介する企画展「『猫町』を包む」が9月7日まで、同市の前橋文学館で開かれている。展示用に制作されたブックカバー40点を中心に、本を彩る装丁の魅力を伝える。

40点は、装丁家らでつくる日本図書設計家協会が昨年開催した「文豪×文庫 夏目漱石・林芙美子・萩原朔太郎―名作の装丁 新しい100冊―」展に並んだ100点のうち 同小説を取り上げた作品。写真を使ったものや、猫耳が生えた人物画を大胆に配置したものなど作家の個性が光る。

午前9時~午後5時(入館は同4時半)。水曜休館。観覧無料。問い合わせは同館(☎027-235-8011)へ。