「めったに咲かない花」 リュウゼツラン開花 筑波山大御堂 茨城・つくば

茨城新聞
2025年7月31日

茨城県つくば市筑波の筑波山知足院中禅寺大御堂で、数十年に一度しか花が咲かないというリュウゼツランが開花した。同寺のフェイスブックなどで開花を知った人たちが見学に訪れており、「本物を見るのは初めて」と驚きの声を上げている。

リュウゼツランはメキシコや米国の乾燥地帯に生息する植物。同寺によると、5月から茎が伸び始め、高さ約8.5メートルまで成長。7月21日に最初の花が咲いた。花はほうきの穂先を逆にしたような形で、黄色の花が顔を出している。

花はこの後も8月上旬か同中旬まで楽しめる見込みで、寺務長の熊谷智鏡さん(62)は「めったに咲かない花なので、ぜひ多くの方に見てもらいたい」と話している。