高萩の天文台を開放 26日、パラボラや地下道見学 茨城
茨城新聞
2025年4月23日

茨城県高萩市石滝の茨城大理学部付属宇宙科学教育研究センターで26日正午から、宇宙電波望遠鏡施設を一般開放する「公開天文台」が開かれる。パラボラアンテナや地下道見学のほか、4次元シアター上映、専門家による講演会が楽しめる。
子どもや地域住民に宇宙の科学に親しんでもらおうと企画した。
施設見学は正午から午後2時半まで、高さ約50メートルの「高萩アンテナ」を中ほどまで上り、茨城大生を中心とした学生らに気軽に質問することができる。
宇宙電波館多目的ホールで上映する「4次元シアター」は正午から午後1時半まで、国立天文台の研究成果に基づいて宇宙の成り立ちなどを解説する。同ホールで午後2時半から午後4時まで、同天文台水沢VLBI観測所の岩田悠平助教が「日本各地の電波望遠鏡で探る超新星爆発の謎」をテーマに講演する。
同センター長の米倉覚則教授は「全国でも珍しい電波望遠鏡に上る機会をぜひ楽しんで」と話している。
参加無料。雨天実施。ただし、悪天候の場合はパラボラアンテナ施設の見学が中止となる。問い合わせは、同センター(電)0293(24)9516。