余った野菜を農産物直売所で販売 子ども食堂を支援する宇都宮市の農園、不定期で

子ども食堂などを支援する目的で宇都宮大の職員らが運営する栃木県宇都宮市平出町の農園「ひらいでコミュニティファーム」は、市内の農産物直売所で生産野菜の販売を始めた。収益を農園の運営費に充てる他、PRにつなげることなどを目指す。
農園は宇都宮大地域デザイン科学部の技術職員野原康弘さん(37)らが2024年11月に開設した。
現在は市内の子ども食堂3カ所などに野菜を届けている。今後、届け先を増やそうと計画する中で小包による送付も視野に入れ、その資金などに充てるために余った野菜の販売を企画した。
農園に協力する農業平出清一さん(75)を通じて3月上旬、中今泉2丁目の農産物直売所「あぜみち駅東店」で販売を開始。ホウレンソウ30袋(1袋税抜き150円)が2日間で完売した。
3月中旬に始まった2回目にはホウレンソウ47袋(1袋税抜き150円)を出荷した。今後も野菜の収穫状況に合わせ、不定期で販売していくという。
野菜を包装する袋には、農園のホームページにアクセスできるQRコードを掲載している。野原さんは「農園のPRにもなるし、販売が軌道に乗れば(食堂などへの)寄付活動にもつなげられる」と展望を語った。
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