竹林彩る光とアート 久慈川河川敷で催し 茨城・常陸大宮

茨城新聞
2025年3月31日

茨城県常陸大宮市の久慈川沿いにある辰ノ口親水公園で22日、河川敷の竹林をライトアップする「ドラゴンバンブー2025」が始まった。恒例のさくら祭りに併せて企画され、竹林内を整備して散策路を設け、市民らが作った竹製のオブジェを飾り付けた。期間は4月6日まで。ライトアップは午後6~8時。

堤防沿いの約1.3キロにはソメイヨシノなど約140本の桜があり、間もなく開花を迎える。夜桜とライトアップされた竹林を一緒に楽しんでもらおうというのが狙いだ。

久慈川の河川敷に真竹の群生林が広がる全国でも珍しい景観を新たな観光スポットにしようと、自転車のBMXコースに使われていた場所を整備し、全長240メートルの「竹あかりイベント」散策路を設けた。観光庁の地域観光新発見事業に採択され、竹アート制作は専門家の指導を受けた。

散策路の入り口には竹を組んだ巨大なブランコ2台を設置。竹チップを敷き詰めた散策道を進んでいくと、間伐した竹で市民らが作った灯籠やまりなどがライトに照らされている。ホタルがいるような照明や竹製の竜のオブジェが置かれ、撮影スポットも豊富だ。