栃木県足利市で刀の鑑賞会 堀川国広の作品をその手に…刀剣ファン「緊張で頭が真っ白」

下野新聞
2025年3月23日

栃木県足利市と市民文化財団は、足利市朝倉町のあしかがフラワーパークプラザ小ホールで刀鑑賞会「日本刀の鑑賞法、国広一門の作品群を持ってみよう」を開き、県内外から約100人の刀剣ファンが参加した。

足利市立美術館で23日まで開催の「山姥切国広展」の関連企画。東京都新宿区の刀剣商「飯田高遠堂」が、山姥切国広を作った刀工堀川国広とその門弟らが作刀した刀8振りを用意。5代目店主の飯田慶雄さんが、各刀の特徴や刀の鑑賞法などを解説した。

参加者は刀身に刻まれた文字を見たり、刀の角度を変えながら刃文の美しさに見入ったりしていた。

東京都から訪れた女性(45)は「国広作刀の刀を持った時は緊張で頭が真っ白になった。刀はどれも繊細で、武器というより美術品のようだった」と感無量の様子だった。

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