利き酒イベントで県内初のトップ10 聖酒造の純米吟醸

上毛新聞
2017年6月26日

日本酒の利き酒イベント「SAKE COMPETITION(サケ・コンペティション) 2017」で、聖酒造(渋川市北橘町下箱田、今井健夫社長)の「聖 山田錦 純米吟醸」が、純米吟醸部門の10位に選ばれた。本県の酒蔵がトップ10入りしたのは初めて。
杜氏(とうじ)を務める今井健介蔵元は「日本酒ファンの注目を集めるイベントで、全国の名産地と競って上位に入れたのは意義深い」と喜んでいる。
今井蔵元によると、「聖 山田錦 純米吟醸」は甘さと酸味のバランスがとれた切れのよさが特長。ここ数年で醸造タンクなどの冷却装置を整備し、各工程の温度管理を徹底したことで品質が向上したという。価格は税別で720ミリリットル瓶が1333円、1・8リットル瓶が2667円。
このイベントは、日本酒の品質向上と国際的なPRを目的に、酒販会社などでつくる実行委員会が2012年から開催。全7部門のうち純米吟醸部門には全国から518点が出品され、酒造関係者らが審査した。

 

【写真】10位に選ばれた「聖 山田錦 純米吟醸」を手にする今井蔵元

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