《釣り》ルアーでニジマス狙い 茨城・北浦の管理釣り場 泳層探り攻略、釣果40匹
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昨年、茨城県の北浦にある潮来マリーナにできた、ニジマスの管理釣り場「鳳台池」。プール型、水深1メートルの「ルアー釣り池」と小さめ正方形の「餌釣り池」がある。今回は鳳台池のルアー釣り池でニジマスを狙ってきた。
冷たい風が吹く1月中旬、まずは重りに針が付いたシンプルな「スプーン」で釣り開始。選んだのはロデオクラフトの「ノア1.8g」。ニジマスを狙う際、一番重要なのは魚のいるレンジ(泳層)だ。ルアーでレンジを探り、その日の状況を判断する。
スプーンをできるだけ遠くにキャストし、ルアーの着底を待つ。その際着底までの時間をカウントする。着底まで4カウントだった。
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スプーン(奥)とリップの付いたクランクベイト(手前)
次のキャストでは半分、2カウントのレンジからスプーンを巻く。スプーンへの「触り」が出たことで、2カウントのレンジにニジマスが多いと分かった。
2カウントのレンジからスプーンを巻く。早速1匹目をキャッチ。レンジは2カウントで間違いないようだ。スプーンのカラーを変え、コンスタントにニジマスをキャッチ。午前中で合計20匹を釣り上げた。
午後はスプーンで見つけたレンジを「クランクベイト」で探る。リップと呼ばれる突起が水を受けて、ぶりぶり泳ぎながら潜っていく。選んだのはロデオクラフトの「モカDRF」。
フローティングで、巻くと潜り、止めると浮いてくる。その特長を生かしてキャストし、2カウントまで巻いてレンジに到達したらゆっくりと巻く。
クランクベイトはスプーンの巻きスピードを追いきれない、活性が落ちたニジマスが釣れる。スプーンを見続けたニジマスはクランクベイトですぐ釣れた。
日差しが強くなるタイミングでニジマスのレンジが下がったことを確認。私のいち推しルアー、巻くと潜り、止めるとゆっくり沈む「モカDRSS」の出番だ。モカDRFより下のレンジをさらにゆっくり引ける。この微妙な違いでニジマスの反応が変わるのが面白い。午後も20匹を上げ、計40匹の釣果だった。
管理釣り場での釣果は腕次第。今回はエリアトラウトの楽しさを再認識できた。これだと思うルアーで、イメージ通りにニジマスが食いついたときの興奮は何度味わってもいいものだ。
(キャスティング鹿島神栖店・鈴木淳平)
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