創作おわん料理競う 冬の味「汁ONEカップ」 常陸太田で23日 市内外20店参加 茨城
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冬の定番料理・汁物料理の味を競う「第12回汁ONEカップ2025」(同実行委員会主催)が23日午前9時半から、茨城県常陸太田市山下町のJR常陸太田駅前広場で開かれる。汁物は1杯500円。市内外から20の飲食店や団体がエントリーし、おわんで食べる創作汁物料理でナンバーワンを目指す。今回の参加店舗は初参加も含め前回より1店増えて20店がエントリーし、富山県や宮城県などからも参戦する。
食を通して地域の活性化を図り、地域交流の促進に結び付けようと、同実行委員会(田仲昭一実行委員長)が主催。提供料理はみそ汁、吸い物、けんちん汁、スープ、シチューなど、おわんで食べる温かい創作汁物で同市産の食材を一つ以上使うことが条件になっている。
初参加の亀印製菓・常陸太田店は「娘来た小豆パイ大福ポタージュスープ」で挑戦する。同社マーケティング部の佐久間瑞之(みつゆき)部長は「同市産の在来品種の小豆『娘来た』を使ったパイと大福をPRしようと参加を決めた。和菓子を汁物にするのに苦労したが、おいしくできた。娘来たのおいしさと173年目の企業、亀印の和菓子を味わってほしい」とアピールする。
古民家カフェ「natale sorami(ナターレ ソラミ)」の渡辺智子さんは「過去3回、豚汁で参加。今回はカレー。がっつり食べてもらえるように仕上げて1位を目指す」と張り切る。
来場者は好きな汁物を食べて、味やアイデアなどを参考に1品を選び、午後2時までに投票。投票数の多い順に1~3位を表彰する。
田仲実行委員長は「今回もバラエティーに富んだ汁を用意しているので食べ比べて自分がおいしいと思った店舗に投票してほしい」と話す。
参加店舗は次の通り。
【市内】
市商工会青年部、大里一心会、natale sorami、小倉屋食堂 なんちゃっておぐらや、いばらきのケア、伊勢又米穀製粉、そば園 佐竹、亀印製菓 常陸太田店
【市外】
朝日堂(茨城県大洗町)、オー・ボン・ヴィヴェール・ラ・キャバンヌ(同県水戸市)、華果(同)、くずし和食高山(同)、Pizza yachiyo(同)、宮城農産(宮城県)、カワシマ食品(水戸市)、もっさん本店(同)、TOYAMA企画 鈴家(富山県)、同企画 あかねや(同)、アシェット(茨城県那珂市)、サウスポイント(同県石岡市)