「すごい!」 恐竜や埴輪が目の前に 群馬・前橋市でデジタルミュージアム

上毛新聞
2025年2月5日

群馬県立文化施設の美術品や文化財をデジタル技術で再現する「群馬デジタルミュージアムロード」が1日、前橋中央通り商店街(前橋市千代田町)で始まった。多くの家族連れが訪れ、複合現実(MR)ゴーグルを付けて商店街を歩き、埴輪(はにわ)やアート、発掘現場のデジタル世界に飛び込んだ。

県立歴史博物館(高崎市)、近代美術館(同)、自然史博物館(富岡市)の3施設の収蔵品約30点のデジタルアーカイブデータを活用。MRゴーグルを着けてゆっくり歩くと、高崎市の綿貫観音山古墳出土の国宝 埴輪「三人童女」や「正座する女子」、クロード・モネの「睡蓮(すいれん)」、トリケラトプスの全身骨格などがデジタル技術で商店街に浮かび上がる仕組みで、終盤には恐竜化石の発掘現場に実際にいるような演出があり、参加者からは歓声と驚きの声が上がっていた。

3月15日までの土日、祝日に実施。