栃木県足利市のシンボル「中橋3連アーチ」の移設始まる 超大型クレーンで吊り上げ
下野新聞
2025年1月29日
栃木県足利市のシンボルとして親しまれる中橋3連アーチの移設工事が27日始まり、北側にあったアーチ1連を下流の橋脚に移した。
国内に数台しかない重量750tの大型クレーン2機を使用。午前9時40分ごろ、重量約250tのアーチを6、7m程度持ち上げ、下流に設置された新しい橋脚に移した。所要時間は30分程度だった。
全国でも珍しい工事が間近で見られるとあり、多くの市民らも現地を訪れ、工事を見守った。
渡良瀬川に架かる中橋の3連アーチは、二・二六事件があった1936年夏に完成。19世紀末のドイツで生まれた希少な構造で、3連を合わせると、約750tある。工事ではアーチを三分割して一つずつつり上げ、移設する。
⇒中橋にありがとう 架け替えを前に…お絵描きで感謝のメッセージ
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