「百年小麦」のおいしさ知って! 群馬・館林商工高生が都内でアピール 1月24、25日に初めての販売会

上毛新聞
2025年1月24日

群馬県の邑楽館林産100%の小麦を製粉し商品化した「百年小麦」を東京都内でアピールしようと、館林商工高(群馬県明和町)の生徒らが1月24、25日、百年小麦を使った製品の販売会を東武鉄道池袋駅で行う。群馬県外での本格的な即売は初めてで、生徒らは「百年小麦の名前を東京でも広めたい」と意気込む。

同校の課題研究グループ「百年小麦PR班」の3年生7人と、商工業者でつくる「百年小麦ブランド化委員会」の会員が参加する。地元業者が百年小麦を原料に製造したうどんの乾麺や和洋菓子など約20種を、同駅地下1階のイベントスペース「AZLM TOBU 池袋店」で販売する。

説明資料を手に意気込みを語る井野口さん(左)と牧尾さん

生徒はこれまで館林市内の畑で小麦の種まきや収穫を体験するとともに、親子向けのうどん打ち教室や地元の祭りで製品即売会を開くなど、年間を通じて百年小麦の普及に取り組んでいる。

同世代にも魅力を知ってもらおうと、市内の高校や群馬県に隣接する埼玉県羽生市の高校で菓子の販売会を実施。首都圏での認知度向上に向け都内での販売会に参加することになった。

班長の井野口竣さんは「人通りの多い場所なので、多くの人の目に留めてもらえる」と期待。牧尾康生さんは「製品のおいしさをアピールしたい」と話している。

販売会は24日が午後4~8時、25日が同2~6時。いずれも売り切れ次第終了する。