ぐんまフラワーパーク 小中学生も有料へ 大人は最大2100円に 2025年4月リニューアルオープン

上毛新聞
2024年12月11日

来年4月にリニューアルオープン予定のぐんまフラワーパーク(群馬県前橋市柏倉町)の入園料について、県は収益性を高めるため、無料だった小人(小中学生)を有料化する。上限額は700円。大人(高校生以上)は上限額をこれまでの1100円から2100円に引き上げる。県議会環境農林常任委員会が6日、関連条例改正案を可決した。

県によると、入園料は季節や花の状況などによって上限までの範囲内で決めるが、目安はバラが最盛期の5~6月が大人2100円(小人700円)、アジサイが見頃の6~7月が1500円(同500円)、夏と冬が900円(同300円)となる。未就学児、障害者と介助者1人は無料。小人も遠足や校外学習で訪れる場合は引率者を含めて無料とする。

年間パスポートは最大で大人7500円、小人2500円。いずれも入園料の約3.5倍に当たり、年に4回訪れると元が取れる価格に設定したという。

委員会では小人を有料化することに対し、委員から「子どもの花に触れる機会が減る」「県有施設として公益性も重要だ」といった意見があった。県は「常に魅力ある施設として維持管理するためには必要」と理解を求めた。13日の本会議でも可決される見通し。

同パークは「ENJOY 花と遊ぶ」をコンセプトに、花を見るだけでなく摘んだり味わったりと五感を刺激する施設へと改修を進めている。