稀勢にちなみ、新酒「大丈夫」 水戸・明利酒類

茨城新聞
2017年5月30日

酒造メーカーの明利酒類(水戸市元吉田町)は6月1日、横綱稀勢の里関をイメージした純米吟醸酒「大丈夫(だいじょうふ)」を発売する。加藤高蔵社長(66)が、稀勢の里関の相撲に取り組む姿勢に感銘を受け、ネーミングした。同時に本格芋焼酎「大丈夫」も発売する。

大丈夫の語源は、身の丈一丈あり人徳が備わった人を丈夫(ますらお)と呼んだことにある。仏教用語では菩薩(ぼさつ)の意味がある。大丈夫(だいじょうぶ)には安心の意味もあり、「今の日本に勇気を与えたい」という意図も込めた。

加藤社長は5月1日に稀勢の里関と会食、このお酒を試飲してもらった。「日本の大丈夫であり日本を元気にするリーダーの一人だ」と声を掛けた。夏場所はけがのため休場を余儀なくされたが、社長は「負傷をしっかり直して復活を遂げて」と期待を寄せた。

ラベルの文字は日展会員で書家の吉澤鐵之さんが稀勢の里関をイメージして表現した。純米吟醸酒と本格芋焼酎(いずれも1800ミリリットル)をセットで販売。4800円(税別)。

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