苔アート 癒やしの世界 山縣さん60点展示 茨城・大子

茨城新聞
2024年11月17日

12月4日に迎える水郡線全線開通90周年を応援するため、茨城県大子町大子のドレメ美術館で「苔(こけ)アート展」が開かれている。日本苔アート協会代表理事で同県北茨城市在住の山縣健志さんによる作品60点が並び、癒やしの世界をつくり出している。

苔アートは特殊な保存加工をした7種類のコケを使い、松ぼっくりや流木、綿などさまざまな素材とともに額縁などを飾り付ける。透明なガラス容器の中に滝や川、山々などの自然風景を表現するテラリウムも目を引く。

同町で初めて展覧会を開いた山縣さんは「コケは何げなく見逃しがちなものだが、世界で一つしか作れない苔アートを堪能してほしい」と来場を呼びかける。会場には書家とのコラボ作品や、地元画家による水郡線を題材にした絵画も展示されている。

同展は12月24日まで。水・木曜日定休。午前10時~午後4時(最終日は午後3時まで)。入場無料。12月7日の午前11時~午後4時には、JR常陸大子駅前にある町交流拠点2階で、苔アート作りのワークショップが行われる。