化粧泥で模様描く 伝統技法用いた器や花瓶400点 水戸在住作家・佐川さんが作陶展 茨城

茨城新聞
2024年10月23日

茨城県水戸市在住の作家、佐川義乱(ぎらん)さん(33)の作陶展が、同市米沢町の「うつわや季器楽座」で開かれている。笠間の土を用い、化粧泥で模様を描く伝統技法「スリップウェア」を用いたモダンな器や花瓶約400点が飾られている。27日まで。

佐川さんは県窯業指導所(現県立笠間陶芸大学校)を卒業後に独立。現在は水戸市内に工房を構え、普段使いできる陶器を制作。今展には、新作を含め皿や一輪挿し、マグカップなどをそろえた。

佐川さんは「使い手の安心感につながるよう心がけている。手に取って感覚を確かめてほしい。色のバリエーションの多さも見てもらえたら」などと話した。営業時間は午前10時~午後7時。月曜定休。