栃木県宇都宮市の高校生と菓子店が一緒に作りました タルト&わらび餅を限定販売

下野新聞
2024年10月21日

宇都宮文星女子高(栃木県宇都宮市)総合ビジネス科の3年生が、宇都宮市住吉町の和菓子店「すずらん本舗」とわらび餅を、宇都宮市鶴田2丁目のクイーン洋菓子店とタルトをそれぞれ共同開発した。どちらも栃木県の魅力度アップをコンセプトに試作を重ねた商品で、10、11月に各店舗で期間限定販売する。生徒たちは「ぜひ食べてほしい」と呼びかけている。

総合ビジネス科は授業の一環で、毎年地域の事業者と商品開発に取り組んでいる。今回すずらん本舗とは、益田涼風さん(18)ら4人が県産フルーツのソースをかけた「彩り果実 わらび餅」を開発した。

ソースはレモン、イチゴ、ブルーベリーの3種類。レモンを皮ごとすりつぶして苦みを残すなどそれぞれの素材を生かした。同社としても、わらび餅にソースをかけた商品は初めてという。

9月の文星女子高の文化祭で先行販売し、500個を完売した。益田さんは「『おいしかった』と伝えてくれた子どももいた。想像以上の出来栄え」と胸を張る。1個190円。住吉町の本店で今月末まで販売する。

クイーン洋菓子店とは自転車ロードレースチームの宇都宮ブリッツェンともコラボレーションし、赤木万南日さん(18)ら4人が、ブリッツェンのロゴマークをモチーフにした「ベリークルタルト」を開発した。

レアチーズケーキのタルトに角切りイチゴとブルーベリーを乗せ、生クリームを盛った。食べやすさと食べ応えを両立できるよう、イチゴをカットする大きさに気を配ったという。赤木さんは「ロゴマークに似せ、幅広い世代が好きな味わいのタルトにできた」と話している。

1個500円。11月2~4日に、鶴田2丁目の本店で数量限定販売する。

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