クロワッサンに梅ジャム 群馬・伊勢崎興陽高生が考案 安中総合高生とコラボ 13日のイベントなどで販売
伊勢崎興陽高(田畑茂校長)の2年生2人が梅ジャムを使ったクロワッサンを考案し、群馬県伊勢崎市緑町の渋沢製パンが製品化した。梅ジャムは、安中総合学園高の3年生7人が作ったものを使用。14~28日に同社店舗で限定販売される他、13日に同市堤西町のセブンナッツスタジアム(市野球場)で開かれるイベント「イセサキドリームフェスティバル2024」でも並ぶ予定だ。
伊勢崎興陽高「食と経済を考える系列」の金井理沙さんと風間悠愛さんが、授業の一環で考案した。本県が全国2位の生産量を誇るウメを使ったパンを、これまでも高校生らと製品を開発してきた渋沢製パンに提案した。
伊勢崎興陽高の教員の紹介で、安中総合学園高の梅ジャムを使うことにした。同校の生徒らが育てたウメのみを使用しており、安中市内の小中学校の給食に提供したこともある。
切り込みを入れたクロワッサンにホイップクリームを入れ、その上に梅ジャムをかけた一品。金井さんは「梅ジャムの甘みと酸味がちょうど良く、クロワッサンとの相性もいい」と自信をのぞかせる。安中総合学園高の浅野未羽さんは「クロワッサンを合わせる発想に驚いた。伊勢崎のパン屋さんで売ってもらえるのがうれしい」と語った。
伊勢崎興陽高の秋の興陽フェスタ(11月30日)でも販売する。イセサキドリームフェスティバル2024と興陽フェスタでは1個210円、限定100個。渋沢製パンでは1個220円、一日限定5個。渋沢製パンの営業時間は午前8時~午後6時。日曜定休。