造花でもカボチャでもありません ハロウィンに大活躍する“実”の正体は?栃木県真岡市から出荷
下野新聞
2024年9月27日
ハロウィーンの装飾などに用いられる「ソラナムパンプキン」の出荷が、栃木県真岡市高田の園芸農家「光菅園芸」で最盛期を迎えている。
ナス科の植物でカボチャに似た直径4~5センチの実を付ける。パンプキンツリーとも呼ばれ、ドライフラワーや観賞用として人気という。光菅園芸は6年前から栽培。高さ25~30センチに育てた鉢植えを栃木県や東京、大阪などの市場に出荷している。
今年は10日から出荷を開始。25日は早朝から従業員5人が葉を切り落としてラベルを差し込む作業に当たった。1200鉢を整え、トラックに積み込んだ。出荷は来月20日ごろまで続く。
光菅園芸の光菅豊さん(45)は「猛暑やゲリラ豪雨が頻発する中で試行錯誤し、需要期に形よく育った。クリスマスごろまで楽しめる実なので、部屋の彩りに加えてほしい」と話していた。