栃木県宇都宮市の駅東公園にずっと置かれている電気機関車 9月14日に“年に一度”の一般公開

下野新聞
2024年9月12日

栃木県宇都宮市は14日、宇都宮市元今泉5丁目の駅東公園に設置している電気機関車「EF57-7号機」を一般公開する。内部の見学や旧国鉄の帽子を被り写真撮影ができるほか、次世代型路面電車(LRT)記念グッズなども配布する。

EF57-7号機は、15両生産されたEF57型のうち現存する唯一の車両。廃車までの36年間、東海道線や東北線などで運行し、1980年に旧国鉄から市に無償貸与された。

駅東公園に設置された当時から、有志による保存会が定期的な清掃などを継続。市は毎年10月14日の「鉄道の日」の前後に一般公開を行い、昨年は家族連れら約250人が参加した。今年はLRT開業1周年を記念し、1カ月早く公開する。

当日は、保存会メンバーによる説明や機関車内部の公開、走行当時の写真パネルの展示を行う。来場者には、LRTのステッカー(先着200人)や周知用ポスター(先着150人)、小学生以下にはEF57-7号機の下敷き(先着100人)をプレゼントする。

入場無料。午前10時~午後2時半。市文化都市推進課の担当者は「7号機の機関士だった保存会メンバーもいて、当時の話を聞く機会でもある。ぜひ参加してほしい」と呼びかけている。

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