冷凍パンを無人販売　群馬・みどり市に1号店　パンフォーユー　FC展開目指す

冷凍パンの宅配サービスを手がけるパンフォーユー（群馬県桐生市本町、矢野健太社長）は10日、全国各地の冷凍パンを販売する無人店舗「パンズbyPANSUKU（パンスク）」の1号店を、11日にみどり市笠懸町鹿に開設すると発表した。提携するベーカリーの味が楽しめるサブスクリプション（定期購入）サービス「パンスク」を運営し、販売先を実店舗に広げてフランチャイズ（FC）展開に乗り出す。今後、地域の遊休スペースを活用し、県内外で50店舗ほどのFC店の開設を目指している。

店舗は約14平方メートルの平屋建てで、赤城養鶏牧場直送の卵を販売するたまご村笠懸店の敷地内に設ける。焼きたてを冷凍した約100種類のうち週替わりで6～10種程度が並ぶ。1個268円。冷凍庫から商品を取り出し、クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済で購入する。

同社は「人手不足が深刻化するベーカリーの店頭以外の販路拡大や地域活性化の一助にもなれば」と期待する。1月からFC加盟店を募集しており、現在は約10事業者と条件面などの調整を進めている。加盟希望者はメール（info@yuapan.com）で連絡する。