「土浦道中絵図」 36年ぶりの公開 市博物館 茨城

茨城新聞
2024年9月10日

茨城県土浦市の指定文化財で土浦藩主が描いた「土浦道中絵図」など約40点を紹介するテーマ展「土浦道中絵図-描かれた水戸道中」が、同市中央の市立博物館で開かれている。原本を公開するのは開館記念特別展以来36年ぶり。資料を通して18世紀中ごろの水戸道中(水戸街道)の姿を紹介する。同展は10月20日まで。

同絵図は1758(宝暦8)年に藩主の土屋篤直が描いた。千住宿(東京都足立区)から中貫宿(土浦市中貫)までの道のりや周辺の様子が細かく描かれている。同館によると、藩主が描いた絵図は全国的にも珍しいという。

28日には学習院大文学部の小口康仁助教による講演会「描かれた水戸道中」を実施する。無料。定員50人。参加申し込みは10日から電話で受け付ける。問い合わせは同館(電)029(824)2928。