名産品を「自慢機」で 群馬県庁ネツゲン キャラも誕生

上毛新聞
2024年8月15日

群馬県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」の自動販売機「イノベーション自販機」が、群馬県の名産品を扱う「自慢機」に生まれ変わった。群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」の作者の中嶋史子さんによるオリジナルキャラクターも誕生。中身の商品は一定の期間で変える予定で、29日までは第1弾として下仁田町の名品が並んでいる。

運営は駐車場や自動販売機の情報サイトを手がける「駐車場をさがせ」(群馬県高崎市常盤町、船越谷尚彦社長)。イノベーション自販機は2022年9月に始め、事業者の試験販売の場としても活用された。

自慢機への変更には、事業者目線の「イノベーション」を消費者目線に近付けたり、都市部だけでなく群馬県全体の商品を販売したりする狙いがある。中嶋さんは企画段階から参加し、商品を鼻高々に自慢するキャラクター「マンジロー」も生み出した。

現在は「下仁田ねぎカレー」(550円)や、「下仁田ねぎ味噌(みそ)」(1200円)などを販売。購入後アンケートに答えるとグッズなどが当たるガチャが回せる。同町商工観光課の岩井実係長は「自慢機を通じて下仁田に来てもらえるようにしたい」と語った。