人気児童小説シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の世界観を再現 群馬県立文学館で企画展(高崎市) 

上毛新聞
2024年8月1日

人気児童小説シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(偕成社刊)の世界観を再現した企画展が9月末まで、群馬県高崎市の県立土屋文明記念文学館で開かれている。作者の広嶋玲子さんや絵のjyajya(ジャジャ)さんらにインタビューしたパネル展示に加え、物語の世界に入り込んだようなフォトスポットが並ぶ=写真。

同シリーズは2013年から刊行され、現在21巻を数える。駄菓子屋「銭天堂」を訪れた客が、店主の紅子から買った不思議な力の駄菓子によって幸運になったり不幸になったりする姿を描く。

会場では、銭天堂やライバル店「たたりめ堂」の実物大フォトスポットのほか、心がきれいになる「虹色水あめ」といった作中に登場する駄菓子も立体物として紹介。学芸員の神戸道子さんは「スタンプラリーや、(オリジナルの)駄菓子を考える企画もあるのでぜひ世界観に没入して」と呼びかける。

午前9時半~午後5時。火曜休館。一般700円、大学・高校生半額、中学生以下無料など。問い合わせは同館(☎027-373-7721)へ。