元代理店長、思い募り… 閉店した絶メシの「いし田珈琲」店舗跡にコーヒー店オープン 群馬・高崎市

上毛新聞
2024年7月13日

群馬県高崎市のグルメ情報サイト「絶メシリスト」に掲載され、昨年閉店した「いし田珈琲」(高崎市新田町)の店舗跡に、同店の代理店長を務めた上野村出身の小須田純一さん(39)が、自家焙煎の豆を使ったコーヒー店「Good Will Coffee(グッド・ウィル・コーヒー)」を開業した。

小須田さんは客として、いし田珈琲で豆を買っていた。エスプレッソマシンの販売やイベントでコーヒーの提供などしていた。2021年に他界した店主から応援されていたという。

市内で焙煎スタッフを経験した後、長期休業していた同店の関係者から声がかかり昨年1~9月の週末に店を開いた。開業の思いが募り、日本政策金融公庫高崎支店と高崎信用金庫南支店との協調融資を受けた。

エチオピア産やタンザニア産など単一産地のコーヒーは5種類。この他、独自の味わいにブレンドして作った「グッドブレンド」は、甘みや酸味、苦みといった異なる風味を調和させた。小須田さんが好きな歌手ジョニ・ミッチェルをイメージした「ジョニブレンド」は、すっきりとした華やかな味わいにした。

小須田さんは「幅広い年齢層にコーヒーを身近に感じてもらい、気取らない街のコーヒー店を目指す」と語る。

価格は1杯550円~。カウンターとテーブル15席用意する。午前11時~午後7時。月曜定休。