栃木県大田原市で育った与一西瓜「この10年で最高の出来」甘くシャリっとした食感が特長
下野新聞
2024年7月11日
栃木県大田原市佐久山地区の地域ブランド「与一西瓜(よいちすいか)」が収穫シーズンを迎えている。完全露地栽培で糖度が高く、シャリっとした食感が特長。同地区の農家3軒が大玉・小玉の生産に取り組んでいる。
大田原市藤沢、高橋博幸さん(53)方では、約3ヘクタールの畑で作付けしている。9日は早朝から高橋さんら4人が作業し、重さ10キロ以上に育ったスイカをリレー形式で軽トラックに積み込み、作業場で出荷作業を行った。
ことしは程よく雨が降り、大玉は直近10年間で最高の出来に仕上がったという。高橋さんは「テレビでパリ五輪を見ながら良質な大玉スイカを味わってほしい。天候の変化などで農産物は当たり前に育たなくなっているが、今後も地域の特産品として与一西瓜を伝え続けたい」と話した。
収穫は8月中旬まで続く。大田原市南金丸の道の駅那須与一の郷では14、15、20、21の各日、試食などができる「与一すいか祭り」が開かれる。
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