能登の酒、飲んで応援 茨城県地酒と飲み比べ 宿泊施設「久慈サンピア日立」

茨城新聞
2024年6月8日

能登半島地震の復興を支援するため、茨城県日立市みなと町の宿泊施設「久慈サンピア日立」は、石川県と茨城県の地酒を飲み比べできるメニューの提供を始めた。売り上げの一部を被災地に寄付する。

同施設レストランで5月に取り扱いを始めたのは、石川県能登町にある数馬(かずま)酒造の「純米酒 竹葉(ちくは)」。地元の契約農家が栽培した能登の米のうまみや、キレの良い後味などが特長といい、震災の影響で品薄の中、直談判して数量限定で仕入れた。

県内の酒蔵では日立市の森島酒造の「青ラベル純米酒 富士大観」と、常陸大宮市の根本酒造の「純米酒 久慈の山」を用意。3種の飲み比べセット(1430円)のほか、それぞれ単品でも注文できる。1合で50円、ボトルで250円の寄付となる。

泉田比支配人は「風味の違いなどそれぞれの特長を楽しんでほしい」と話している。