栃木・那須塩原の道の駅「明治の森」リニューアルオープン 直売所、レストランなどを整備
栃木県那須塩原市が再整備した「道の駅明治の森・黒磯」(那須塩原市青木)が26日、リニューアルオープンする。「農家が集まる道の駅」をコンセプトに、農産物や乳製品などの価値を高めて販売することで、生産者と消費者の交流が生まれる市場づくりを目指す。オープンに先立ち24日に式典が行われ、関係者ら約100人が施設の新たな門出を祝った。
同道の駅は1998年オープンし、市農業公社が運営。旧施設が老朽化し、手狭になったことなどを受け、2021年度から建て替えなどの再整備事業を進めてきた。総事業費は約11億6300万円。
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新施設は鉄骨平屋で延べ床面積1182平方メートル。市をはじめ酪農、農業、金融、商工分野の計10団体が出資した第三セクター「明治の森市場」(山川将弘代表取締役)が運営を担う。
施設全体の魅力を高めるため、農産物などの直売所や乳製品加工施設、レストランを全て直営で運営する。各所を連携させ、多種多様な食材や生乳を加工・調理して魅力的な形で提供することで、農産物などの価値の向上を目指すという。
式典には出資団体の関係者や施工業者、国会議員、県議、市議らが出席した。
渡辺美知太郎市長は市の生乳産出額が全国2位であることに触れ、「食のPRをもっとしたい。ここが那須塩原の新たな発信基地になる」とあいさつ。山川代表取締役は「市場は生産者とお客さんが一緒になってつくるもの。そうしたコミュニティーづくりに取り組みたい」と力を込めた。
飲むヨーグルトでの乾杯や青木小児童の鼓笛隊による演奏、テープカットなどで完成を祝った。式典後には内覧会も行われ、出席者が施設内を見て回った。新施設は26日午前8時半にオープンする。
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