旅行ガイドブック「地球の歩き方」に初の栃木県版 夏に群馬版、茨城版と同時発売へ
旅行ガイド本「地球の歩き方」を発行する地球の歩き方(東京都品川区)は7日、初の栃木県版「地球の歩き方 栃木2025~2026」を今年8~9月ごろに発行すると発表した。県内の観光スポットをはじめ、歴史や文化など全25市町の情報を紹介する。同社の宮田崇統括編集長らが同日、県庁を訪れ、福田富一知事に栃木県版の制作を報告した。
「地球の歩き方」シリーズは1979年の創刊。約160の国と地域の情報を網羅する。
同社は2020年から国内版シリーズも展開し、これまで15種類が発行された。栃木県版を求める声も寄せられていた中、創刊が決定。タウン情報誌「もんみや」を発行する新朝プレス(宇都宮市旭1丁目)に連携を打診し、同社がこれまで取材してきた観光情報も盛り込まれるという。
A5変型サイズ、464ページで、別冊地図32ページ付き。発行部数は4万部(電子書籍でも配信)、価格は2200円を予定する。群馬版と茨城版も同時発売する。
同社は創刊記念アンケートとして、ホームページで栃木県版の表紙イラストのアイデアや「栃木あるある」などの情報を募集している。
宮田氏は「地元では当たり前でも、県外から見ると魅力に感じる。地元の人も読んで、にやっとする1冊にしたい」と説明。福田知事は「本県の魅力再発見につながってほしい」と期待した。
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