クルーズ列車「四季島」、偕楽園駅に停車 5年ぶり 乗客32人が観梅 茨城・水戸

茨城新聞
2024年3月4日

JR東日本のクルーズ列車「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」が2日、茨城県水戸市常磐町の偕楽園駅に5年ぶりに停車した。見頃を迎えた梅を見ようと、16組32人の乗客が偕楽園を散策した。

四季島の停車は2019年3月以来2回目。今回は常磐線、東北本線で早春の茨城・岩手・宮城を2泊3日で巡る旅で、料金は1人当たり80万~110万円。この日は午前に東京・上野駅を出発。昼ごろに日立駅に停車し、駅舎から海を鑑賞した後、再び水戸方面に戻り、午後2時14分ごろ偕楽園駅に到着した。

水戸市やJRの関係者ら約30人に加え、偕楽園を訪れた一般客などがホーム上で旗を振って四季島を迎えた。「四季島ゴールド」と呼ばれ、独特の色で気品に満ちあふれた車両は鉄道ファンに人気で、近くの歩道橋でも熱心にシャッターが切られた。

同駅を管轄する小森修水戸駅長は、四季島について「非常に歓迎している。日本三名園の一つである偕楽園で梅の香りを楽しんでほしい」と述べた。

四季島を見るため同駅に来た市内の保育園児、池崎心都ちゃん(5)は「初めて見て感動した。かっこよかった」と目を輝かせながら話した。

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