人形浄瑠璃、息ぴったり 真壁白井座が公演 桜川
茨城新聞
2017年2月20日
人形浄瑠璃の伝統を継承する「真壁白井座」のひなまつり公演が19日、桜川市真壁町真壁の真壁伝承館まかべホールで開かれた。大勢の市民や観光客が詰め掛け、息ぴったりの芝居を堪能した。
江戸時代に始まり、大正時代に途絶えた真壁町白井地区の人形浄瑠璃が真壁白井座として2003年に復活、毎年定期公演を行っている。この日は午前、午後の2回、「傾城(けいせい)阿波の鳴門『巡礼歌の段』」が上演された。
身分を隠している女の居宅に偶然娘が訪れ、母と明かせない女の悔しさや親と会えない娘の悲哀が情感たっぷりに演じられた。千葉県流山市の女性(43)は「だんだん話が分かってきて、興味深かった」と感想を話した。
今年の定期公演は3月12日午後1時から同ホールで開演。市立真壁小児童によるみらい座の「子ども三番叟(さんばそう)」や白井座の「日高川入相花王」などが披露される。
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