BUCK-TICKが新曲と映像で世界観を表現 メジャーデビュー35周年、地元の群馬・高崎市でライブ
メジャーデビュー35周年を迎えた群馬県出身のロックバンド「BUCK―TICK(バクチク)」が9月17、18の両日、高崎市の群馬音楽センターでライブを行った。ニューアルバム「異空―IZORA―」を引っ提げたホールツアーの追加公演。故郷で記念すべき節目の年を祝った。
メンバーが順に登場すると、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。センターはボーカルの桜井敦司さん。白い衣装でそろう4人の楽器陣とは対照的に、太ももをあらわにした黒い衣装で姿を見せた。
戦争や不穏な世界情勢、命を映し出す同アルバム。5人はスクリーンの映像と共に、次々と収録曲を畳みかけ、世界観を表現していった。
会場の熱が高まる中、短いMCへ。地元での特別な演出を期待する観客の思いを察したのか、「いつも高崎で何かあるんじゃないかって、何もないっすよ」とかわす桜井さん。すかさず「地元でメンバーに会えた。それぐらいでしょうか」と続けた。
最後は既存曲の「New World」。「無限の闇 切り裂いてゆけ」―。1988年以来、何度も公演を重ねた原点とも言える場所で、未来へのメッセージを紡いだ。
終演後にはうれしいサプライズ。プロジェクションマッピングで、世界各国の言葉で「ありがとう」が音楽センター外観に投影され、ファンが写真に収めていた。
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