神輿や山車 練り歩く 茨城・鉾田の夏祭り 4年ぶりに通常開催

茨城新聞
2023年8月28日

茨城県鉾田市の夏の風物詩「鉾田の夏祭り(鉾神社御例大祭)」の本祭りが26日、市内で始まった。新型コロナウイルス感染症の影響でこれまで中止していた担ぎ手による神輿(みこし)の氏子町内巡行が、4年ぶりに復活。威勢のいいかけ声を響かせた。祭りは27日も繰り広げられる。

午後0時半過ぎ、当番町の七軒町の若衆らにより、神輿が境内から市街地へ繰り出した。近くの鉾田川沿いには、七軒町を除く7地区の山車がそろい、鉾田囃子(ばやし)を奏でて神輿を出迎えた。同3時からは市中心部が歩行者天国となり、多くの見物客でにぎわいを見せ、夜には各地区の山車が演奏や舞を競演する「音合わせ」で盛り上がった。

同祭りは昨年までの3年間、規模を縮小して開催。通常開催となった今年は見物客が神輿や山車を見つけやすいよう、衛星利用測位システム(GPS)を使った位置情報の配信を行っている。