赤城山に色とりどりのランタン600個 台湾との縁伝える祭り 群馬・前橋市

上毛新聞
2023年8月12日

台湾文化を楽しむ「赤城山らんたん祭り」(赤城山夏まつり実行委員会主催)が5日、群馬県前橋市富士見町の赤城大沼周辺で開かれた。夜にはランタン600個に明かりがともり、家族連れやカップルが見入っていた。6日まで。

台湾・台南市の幼稚園児や小学生の作品が並ぶ。防火への願いが発祥とされ、消防士や消防車をモチーフにした絵柄を中心に、ぐんまちゃんや温泉などを描いた色とりどりのランタンが会場を彩っている。

両親と訪れた伊勢崎三郷小5年の石井佑宜君は「静かな雰囲気できれい」と話した。

戦中に台南市長を務めた羽鳥又男と台湾の医療に貢献した羽鳥重郎が旧富士見村出身だった縁や、現在に続くつながりを伝えようと、昨年から祭りを実施している。

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