「マルちゃん」夏休み親子工場見学　即席麺の製造工程学ぶ　群馬・館林市

即席麺の「マルちゃん」ブランドで知られる東洋水産（東京都港区）は25日、関東工場（群馬県館林市赤生田本町）の夏休み親子工場見学会を開き、午前の部に小学生と保護者8組24人が参加した。製造工程の見学や、地域によって変えているだしの味わいについて学んだ。

■《ランキング》「サッポロ一番」「ペヤング」「マルちゃん」…群馬は即席麺王国？　出荷額が全国１位

参加者は、カップ入り即席麺「緑のたぬき天そば」の麺の生地延ばしから梱包（こんぽう）までの製造工程をガラス越しに見学。製造ラインで麺が流れるように運ばれる様子に、子どもたちは驚きの声を上げていた。敷地内のビオトープでは、県の絶滅危惧種に指定されている植物や生き物と触れ合った。

四つの地域ごとに、味の好みに合わせて開発しただしについて学ぶ講座や、即席麺「赤いきつねうどん」をベースに、4地域から好きなつゆと具材を組み合わせるオリジナルカップ麺作りを楽しんだ。

参加した高崎乗附小5年の山田墾君（10）は「製造ラインでクレーンなどいろいろな機械が見られて楽しかった」と話した。見学会は26日まで計3回行われる。