サーフィン施設本格稼働 茨城・境町

茨城新聞
2023年5月2日

本格的なサーフィンの体験ができる施設として、茨城県境町が整備を進めてきた「S-wave(エスウェーブ)」(同町西泉田)がグランドオープンした。

人工サーフィン施設はプール(幅9メートル、長さ20メートル)、シャワールーム、VIPルームなどを備える。波の大きさや水圧の調整が可能で、初心者からプロまで幅広い利用が可能だ。首都圏からの誘客や、サーフィン愛好家などの移住定住にも期待が集まる。

総事業費は約3億4790万円。このうち約2億5701万円は国の補助金、4346万円は企業版ふるさと納税などを活用した。施設運営会社は町に年間の施設利用料約400万円を支払う。

橋本正裕町長は「東京や神奈川から来てもらい、まずは境町を知ってもらいたい。ここでサーフィンを好きになった子どもたちが大洗やホノルルでサーフィンをするようになるといい」と期待込めている

同施設は1月4日にプレオープンし、土日祝日だけ営業していた。4月28日にグランドオープンし、営業日を平日にも拡大する。5月7日までは毎日営業。同8日以降は週5日間営業となる。グランドオープン初日はゲストサーファー2人が華麗なターンを披露した。