台湾ブロガー 下妻ナシ発信 生産地見学

茨城新聞
2016年9月22日

訪日外国人客(インバウンド)を誘客しようと、ブログを使って情報を発信する台湾のブロガーと旅行業者らが、下妻市大木の下妻第一梨選果場と隣接するナシ畑を訪れ、ナシの試食やナシ狩りを体験した。日本貿易振興機構茨城貿易情報センター(ジェトロ茨城)がブロガーを招待。同市やJA常総ひかりが共催して、ブランドイメージ向上と固定ファンの獲得を目的に行った。

参加者は、ナシ畑所有者の磯山仁さんから「緑色がなく大きく赤っぽいのを選んで、上にひねるとすぐ採れる」と教わった後、実際に収穫を体験した。試食やナシのリキュールを試飲しながらブログに載せる写真を撮っていた。

ブロガーのジェシカさんは「ナシを採って食べた。甘くてジューシー。とてもおいしい。(リキュールは)特別な感じ。友達に紹介したい」と語り、数時間後にはフェイスブック(小予Jessica)で紹介していた。

稲葉本治市長は「台湾のたくさんの方に茨城に来てほしい。下妻のナシ狩りに行こうと旅行会社の人も思ってくれるのではと期待している」と語り、市果樹組合連合会の大塚武雄会長も「下妻のナシを有名にしていただければ」と話した。

ジェトロ関係者によると、参加した2人のブログには各15万人以上のアクセス者数がいるという。

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