バスに鮮やかな絵 横浜のロコ・サトシさん みなかみ
上毛新聞
2016年9月14日
横浜市のアーティスト、ロコ・サトシさんが10日、みなかみ町寺間のアウトドア企画運営会社「カッパクラブ」で、県内外から応募した約30人とともに、同社の送迎用バスの車体にアウトドアをテーマにした色鮮やかな絵を描いた。
ロコさんは「ウオールペイント」の創始者として知られ、国内外で建物の壁や車などに作品を描いている。横浜市文化奨励賞、ボブ・マレー生誕50周年記念コンサート平和賞などを受賞。前橋市中心部にあった前三百貨店を取り壊す際に壁画を制作するなど、県内にも複数の作品があるという。
ロコさんが同社のバスをペイントするのは2回目で、前回はテレビ番組の企画で1999年に手掛けた。今年春に“初代”を廃車にしたため、同社が再び依頼した。
作業はロコさん一人で3日から始めており、一般参加者は1日限定で制作に加わった。特殊な油性ペンキでハートやキャラクターなどに色付けをし、文字を書いた。15日までに完成する予定。
同社の小橋千里社長は「1台目に続き芸術文化のまち、みなかみの名物にしたい」、ロコさんは「みんなの町のバスになってほしい」と話している。