シュウカイドウが見頃 矢板の寺山観音寺

下野新聞
2016年9月7日

 秋の訪れを告げるシュウカイドウの花が6日、矢板市長井の寺山観音寺で見頃を迎えた。

 ベゴニア属の多年草で、淡いピンクのかれんな花を付ける。秋の季語として松尾芭蕉(まつおばしょう)の俳句にも登場する。

 同寺では境内に自生していた花を数年前、隣の杉林に移植したところ年々広がり、現在約10万株が生育しているという。

 松平宣秀(まつだいらのぶひで)副住職(50)によると、今年は例年より1~2週間早く開花したが、一部がシカの食害に遭い、境内周辺が見頃だという。

 近所の友人と訪れた同市長井、主婦小林陽子(こばやしようこ)さんは「越して来て初めて見た。かわいい花の群落が見事。県外の友達にも教えたい」と話した。

 花は今月いっぱい楽しめ、18日には「シュウカイドウまつり」も同寺で開かれる。

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