水難事故を想定 通報と救助訓練 鉾田・大竹海岸

茨城新聞
2016年7月10日

16日の海開きを前に鉾田市は9日、同市大竹の大竹海岸で、「鹿島灘水難事故対策合同訓練」を行った。監視活動を行う大竹サーフライフセービングクラブのほか、鉾田消防署や茨城海上保安部、鉾田警察署が参加。事故発生時の対応や連携を確認した。

訓練は男の子2人が沖に流され行方不明になったとの想定で行われた。母親が警備本部に通報し、県警を通じて各機関に救助要請。海上保安部の巡視艇と県警の警備艇が出動して沖合を捜索し、ライフセーバーの救助艇とともに2人を救助。1人を救急隊員に引き渡すまでを実演した。

同海岸の海水浴場は過去17年間無事故が続いている。8月21日までの開設期間中、ライフセーバーのパトロールキャプテンを務める笹森猛夫さん(22)=筑波大4年=は「訓練はスムーズにできた。今年も無事故で、遊泳客に楽しんでもらえるよう努めたい」と語った。

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