甘みも十分、小玉スイカ 筑西で収穫最盛期

茨城新聞
2016年4月29日

 全国有数の生産量を誇る筑西市のこだまスイカの収穫が最盛期を迎えた。今年は糖度12度以上の甘みとシャリシャリした歯応えのバランスが良く、品質は上々。生産農家は熱気がこもるビニールハウス内で収穫に汗を流している。
 筑西市と桜川市の生産者でつくるJA北つくばこだま西瓜部会(会員117人)の、昨年の出荷量は約39万ケース。出荷は5~6月がピークで、首都圏を中心に県内や地元の直売所でも販売されている。
 親子3代で生産している、同部会長で同市桑山の大久保修一さん(53)は、約3千ケースを出荷する見込み。生産では切った時の香りにもこだわる。1月18日の積雪では、ハウス19棟が被害を受けた。それだけに「食感も作柄も良いスイカができた」と、喜びもひとしおの様子だった。

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