《上州真田》沼女生が「真田マップ」 自慢のグルメ、史跡紹介
放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」の世界などを紹介する「上州沼田真田丸展」(20日開幕、沼田市・グリーンベル21)に合わせ、沼田女子高の生徒有志が、真田氏ゆかりの史跡、飲食店などを案内する観光マップを手作りした。説明文とイラストを手掛け、食べ歩きや史跡を巡るコースを提案するなど、地元女子高生ならではの視点で「真田の里」の魅力を紹介している。沼田をより堪能できるアイテムとして注目されている。
名称は「歩いてめぐる真田の里 沼田の城下町満喫MAP」。同展会場から歩いて行ける範囲にある沼田城址(じょうし)公園や真田信之の妻、小松姫の墓がある正覚寺、大天狗面が設置されている天狗(てんぐ)プラザ、河岸段丘のビューポイントなどを紹介している。A4サイズのカラー4ページで中面見開き。市が1万部印刷し、同展会場、観光案内所、沼田駅などで無料配布する。
沼田駅からの距離や移動時間、レストラン、宿泊施設、トイレ、駐車場など観光客に欠かせない情報を網羅。沼田名物「味噌(みそ)まんじゅう」やみそパン、えだまメンチを買える店舗も詳細に掲載し、それらを食べ歩いたり、史跡と料理店を巡る「おすすめコース」も提案している。
沼田駅と同展会場の間にある二つの坂は「片道歩くだけでバナナ1本分くらいのカロリーを消費できます」と女子高生ならではの解説を付けている。
市の依頼を受けて同校が呼び掛けたところ、歴史好きの1、2年生計10人が手を上げ、昨年8月にマップ作りを始めた。市職員の案内で史跡を学んだり、意見交換しながらアイデア、説明文などを固め、2月に完成させた。
生徒たちは「沼田を自慢できるようになりたいと思って参加した。沼田の史跡、おいしいものを知ってもらえればうれしい」と話している。
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