オオワシに親子ら興奮 茨城町、涸沼で自然観察会
茨城新聞
2016年2月12日
ラムサール条約に登録された涸沼の自然を親子で学ぶ観察会が11日、茨城町の涸沼周辺で開かれた。県水戸生涯学習センター(萩野谷茂所長)が初めて企画し、参加した親子19組39人が涸沼の豊かな自然を体感した。
観察会はラムサール条約登録記念と、豊かな自然との触れ合いや野外体験活動にふさわしい場所「子どもいきいきフィールド100選地」のアピールが狙い。
日本鳥類保護連盟専門委員で県環境アドバイザーの山口萬壽美さんらが案内をしながら見つけた野鳥の特徴を解説した。開会式途中で天然記念物のオオワシを発見し、全員が興奮する場面もあった。観察地でもマガモやオオバン、ハクセキレイなど20種類以上を確認することができた。
後半は屋形船に乗って観察。子どもたちは双眼鏡をのぞきながら、いつもとは違う景色や飛び立つ野鳥の姿に歓声を上げていた。
水戸市の長谷川好三さん(41)は「家族で出掛けて楽しめる良い体験」と話し、長男の直輝さん(10)は「珍しい鳥類を見ていろいろ学べて楽しかった」と笑顔を見せた。
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