夏の味覚「身はぷりぷり」 茨城の霞ケ浦・北浦 ワカサギ漁解禁
茨城新聞
2022年7月27日
ワカサギ漁が21日、全国に先駆けて茨城県の霞ケ浦と北浦で解禁された。同県行方市手賀の霞ケ浦の船だまりでは午前5時半ごろ、朝日に照らされキラキラと輝くワカサギが水揚げされた。
夏に取れるワカサギは「ナツワカ」と呼ばれ、栄養豊富で脂の乗りが良いのが特長。午前3時半ごろ出港したヤマイ水産の伊藤一郎社長(56)は、「昨年より少し小ぶりだが、身はぷりぷりとして丸々と太っている。煮干しや天ぷらにして食べると最高」とPRした。
県霞ケ浦北浦水産事務所によると、この日は霞ケ浦で119隻、北浦で17隻が操業した。平均漁獲量は霞ケ浦が18・6キロ、北浦2・3キロ。前年と比べ霞ケ浦は11・0キロ減、北浦は0・6キロ増だった。漁は12月31日まで。
ワカサギは同市玉造甲の「道の駅たまつくり」や通販サイト「ポケットマルシェ」などで販売する。