「妖精の森」安全祈願 茂木・飯のミツマタ群生地 地元住民と町が開山祭
下野新聞
2022年3月7日
【茂木】幻想的な景観が「妖精の森」と呼ばれ、人気の焼森山(やけもりさん)麓のミツマタ群生地で6日、地元団体や町などから約20人が参加して開山祭が行われた。
飯(いい)の約7千平方メートルの杉林の斜面に約7500本のミツマタが群生し、毎春1万人以上が訪れる。
開山祭には、群生地を保全している焼森山ミツマタ保全協議会やさかがわ協議会の会員、もてぎツーリスト、町の職員らが参加した。群生地に隣接する焼森山雷神神社の鳥居手前で神事を執り行い、入山者の安全を祈った。
同保全協議会の谷中裕一(やなかひろいち)会長(75)は「ここから明るいニュースを発信していきたい」とあいさつ。古口達也(こぐちたつや)町長は「今年も観光客を迎えられるのは皆さんのおかげ」と感謝した。
今年は開花が1週間から10日遅れており、6日朝までに開花は確認できなかった。例年の一番の見頃は春彼岸ごろ。
入山者用の駐車場を今年は設けず、12~29日の間、旧逆川中から有料(保全協力金込み1人千円)シャトルバスでの送迎となる。
(問)町観光協会0285・63・5644。