多様な方法に焦点、「土イジり」展開幕 茨城・笠間の県陶芸美術館
茨城新聞
2021年7月21日
陶芸の原点である「土をいじる」ことに焦点を当てた企画展「土イジり」が、茨城県笠間市笠間の県陶芸美術館で開かれている。「ちぎる」「よじる」「切る」など多様な方法で作られた所蔵品など83点を展示。陶磁器の材料である「土」を、作家がどうやって作品にしたか分かる内容になっている。同館主催、茨城新聞社など後援。9月26日まで。
見どころは、さまざまに変化する土の面白さ。会場内は「どろどろ」「ちぎる」「けずる」など作り方別に作品が展示され、約60人の作家が土と向き合い、どのように作品にしたかを紹介している。パネルや映像で作品の制作工程も紹介している。千葉県柏市から訪れた大学教員、宮坂慎司さん(39)は「バラエティーに富んだ内容で、作家それぞれの個性を感じた」と感想を話した。
午前9時半~午後5時。月曜休館。入場料一般730円、満70歳以上360円、高校・大学生520円、小中学生260円。団体割引有り。土曜日は高校生以下無料。期間中は「土イジり」を体験するワークショップを8月7、21日に実施する。ともに定員15人で要予約。問い合わせは同館(電)0296(70)0011。
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