新春彩る正月飾り、羽子板や手芸作品展示 那珂市歴史民俗J資料館 11日まで 

茨城新聞
2021年1月6日

新春を華やかに彩る羽子板や破魔弓、手芸作品を展示する「正月飾り展」が5日、那珂市戸崎の市歴史民俗資料館で始まった。11日まで。

会場には、初めて正月を迎える子どものお守りとして贈る風習のあった羽子板8点、破魔弓5点が並ぶ。市民から同館に寄贈されたもので、中には昭和初期の1メートルほどの勇ましい武者羽子板も並ぶ。

手芸作品は、市内を中心に活動する手芸グループ「キルティー工房」と「はなはな」が100点以上を展示。干支(えと)の丑(うし)に加え、疫病退散の御利益があるとされる妖怪アマビエ、厄病よけと信じられてきた「赤」の布で作った三番叟(さんばそう)の飾りもあり、新型コロナウイルス影響下の時代を明るく元気づける作品が集まった。

同館の中嶋圭子係長は「暗い話題が多い今だからこそ、元気がもらえる展示を見て、明るい気持ちで新年を迎えてほしい」と話した。午前9時~午後4時半。9日は休館。

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