かき氷店、元染織工場で 群馬大生ら開業 地域住民と交流も 桐生

上毛新聞
2020年8月4日

群馬大などの学生でつくるグループ「Yield(イールド)」が、桐生市横山町の元染織工場を改修してかき氷店「彩(いろは)」を始めた。飲食の提供だけでなく、夏休みの自由研究を支援する小学生向けワークショップ、古い雑誌の紹介、映画上映なども予定しており、大学生と地域住民が交流できる場を目指す。

同グループ代表の伊藤裕喜さんが、元工場の所有者に活用を持ち掛けられたことが開業のきっかけ。昨年秋、メンバーを集めてアイデアを練り、今年3月ごろ改修に着手した。

染織工場だったことにちなみ、抹茶ミルク味の商品に「千歳緑(ちとせみどり)」、マンゴーヨーグルト味の商品は「藤黄(とうおう)」など、かき氷に日本古来の色の名前を付けた。

同グループ・かき氷事業代表の中山息吹さんは「天気がいまひとつだが、“本番”は8月から。地域の人と若い世代が出会い、交流できる場にしたい」と来店を呼び掛けている=写真

かき氷の提供は9月末までで、10月以降は新事業を展開する。営業時間は午前10時から午後6時まで(1日から正午から午後7時まで)。水曜定休。店頭メニューは5種類。価格は600円(一部800円)。問い合わせはメール(yield.12.kiryu@gmail.com)で。